10天体ってなに?初心者向け星読みの基本用語ガイド

占星術における「天体」とは、占星術やホロスコープを読み解くための基本的な要素であり、私たちの人生や性格・才能に影響を与えると考えられています。
10天体と呼ばれるものは、太陽・月・水星・金星・火星といったパーソナル天体(個人天体)から、木星・土星などのソーシャル天体(社会天体)、さらに時代の流れを司るといわれるトランスサタニアンである天王星・海王星・冥王星まで、それぞれが異なる役割を持っています。
今回は占星術を読むうえで欠かせない10天体について、それぞれの天体の特徴と、その役割について、解説していきます。
占星術における天体とは
占星術では、天体は私たちの性格や才能に影響を与える重要な要素とされています。
特に「10天体」と呼ばれるものは、ホロスコープを読み解く上で欠かせません。
ここでは、それぞれの天体の基本的な役割や影響を詳しく解説していきます。
これらの天体は、サインやハウスによって、それぞれ異なるエネルギーや象徴を持ち、占星術の解釈において重要な役割を果たします。
たとえば、太陽は自己表現や意志を象徴し、月は感情や無意識の部分を表します。
また、各天体はそれぞれ特定の性質やテーマを持ち、占星術師はこれらの天体の配置や相互関係を分析することで、個々のホロスコープを読み解いていきます。
占星術において、天体は単なる天文学的な存在ではなく、私たちの人生に深い意味を持つ象徴的な存在として捉えられているのです。
では、それぞれの天体の役割について詳しく見ていきましょう。
天体が占星術で果たす役割
占星術において、天体は私たちの人生や性格、生き方に大きな影響を与える存在です。
ホロスコープでは、天体の位置や関係性をもとに読み解いていきます。
天体はそれぞれ異なる星座(サイン)に位置しており、どのサインやハウスにあるかによって意味合いが変わります。
つまり、もともとの天体の持つエネルギー × それぞれの星座やハウスの性質(天体が位置する場所のエネルギー(サインやハウス)) = あなたの個性や才能 というわけです。
惑星・感受点・小惑星の違い
占星術で見るべきポイントは、いくつかの種類があります。
主に使われるのは以下の3つのカテゴリーです。
カテゴリー | 代表例 | 役割 |
---|---|---|
惑星(天体) | 太陽・月・水星・金星・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星 | 個人の性格や人生に大きな影響を与える |
感受点(アングル) | ASC(アセンダント)・MC(ミッドヘブン)など | 生まれ持った特徴や人生の方向性を示す |
小惑星(マイナープラネット) | キロン・セレス・ジュノーなど | 細かいテーマやサブ的な影響を与え、より深くホロスコープを読み込むポイント |
ホロスコープにおける天体の配置や位置の重要性
ホロスコープでは、天体の「配置や位置」が非常に重要です。
同じ天体であっても、どの星座(サイン)にあるか、どのハウス(宮)にあるかで意味が大きく変わります。
例えば、火星が牡羊座にある場合は「直感的で行動力のあるエネルギー」となりますが、蟹座にある場合は「感情に基づいて行動する傾向が強い」となります。
また、天体がどのハウスにあるかも重要で、たとえば金星が「7ハウス」にある人は恋愛やパートナーシップに恵まれやすいといわれます。(あくまで、例えの話です。)
そうすることにより、天体の「サイン(星座)」と「ハウス」を組み合わせて、自分のホロスコープを分析することができます。
各天体の象徴するエネルギーとは?
占星術の10天体は、それぞれ異なるエネルギーを持っています。
ざっくりとしたイメージは以下のようになります。
天体 | 象徴するエネルギー |
---|---|
太陽 | 人生の目的・本質 |
月 | 感情・無意識・内面 |
水星 | 知性・コミュニケーション |
金星 | 愛・美・価値観・欲望 |
火星 | 行動力・情熱・エネルギー |
木星 | 拡大・発展・幸運 |
土星 | 試練・責任・成長・努力 |
天王星 | 変革・独創性・革命 |
海王星 | 夢・幻想・スピリチュアリティ |
冥王星 | 破壊と再生・深い変容 |
さらに、これらの天体がどの星座(サイン)・ハウスにあるかによって、それぞれの人の個性や才能を読み解くことができます。
次の章では、「パーソナル天体(パーソナルプラネット・個人天体)」について詳しく解説していきます。
個人の性格を形作る「パーソナル天体」の意味
占星術では、天体は「パーソナル天体」「ソーシャル天体」「トランスサタニアン」に分類されます。
その中でも、パーソナル天体(パーソナルプラネット・個人天体)は、その人自身の性格や行動パターン、感情の動きに大きく関わる重要な要素です。
パーソナル天体には「太陽」「月」「水星」「金星」「火星」の5つがあり、それぞれが私たちの本質や思考、感情、行動に影響を与えています。
では、それぞれの天体の意味を詳しく見ていきます。
太陽:人生の目的と本質
太陽は、「人生の目的」や「本質的な性格」を表します。
一般的な「〇〇座」と言われる星座占いは、太陽が位置する星座のことであり「太陽星座」は知っている方も多いと思います。
さらに、太陽の位置する星座(サイン)やハウスによって、あなたが持っている「人生のテーマ」や「目指すべき方向性」が決まります。
ただし、太陽というのは人生を進んでいく中で、獲得していく方向性とも考えられているので、人生の初期段階では、太陽のサインがあまりしっくりこないと感じる可能性も大いにあります。
月:感情・無意識・内面
月は、「感情」や「無意識の行動パターン」を表します。
特に、リラックスしているときの素の自分や、感情や本能的な反応を象徴します。
私たちが安心感を得る方法や、内面的な欲求、潜在意識に深く関わる天体です。月が位置する星座(サイン)やハウスによって、それぞれの人の感受性や直感がどのように働くのかがわかります。
また、ストレスを感じたときの行動パターンも「月星座」が示しています。
水星:知性・コミュニケーション能力
水星は、「思考」「知性」「コミュニケーション能力」を表します。
個人の基本的な考えや行動のOS(オペレーティングシステム)とも言われており、それぞれの行動のやり方や話し方、学び方に影響を与えます。
パーソナル天体のため、その人自身の思考や表現のスタイル、学習や仕事の仕方・やり方・方法を知ることができます。
さらに、水星は逆行することが知られており、水星の動き(公転周期)を理解することで、自らの思考パターンやコミュニケーションスタイルを見直し、より良い人間関係を築く手助けになるでしょう。
金星:愛・美・価値観・欲望
金星は、「愛」「美」「価値観」「欲望」を表します。
その人自身の恋愛の傾向や、人間関係で求めるもの、個人の表現方法や好きなもののセンスに関わります。
特に金星は対人関係や人間関係の接し方を表すとも言われており、他者に対してどのような関係性を築いていくのか、構築していきたいのかも知ることができます。
金星と月は、占星術における意味合いとして、似ている天体と言われることがあります。それはどちらも内面を深く表す天体だからだと思います。
しかし、大きな違いとして、金星はその人自身のやりたいことや求めているものを側面を表すような天体だと言えます。月もその人自身の内面から求めるものと言えますが、心の奥底にあるため、どちらかと言えばかなり無意識の感覚となるでしょう。
その点、金星はその人自身の欲望とも関連性があるため、もっと有意的な望みを表していると考えると、その違いがあることが理解できるのでは無いでしょうか。
また、ファッションや美的感覚にも影響を与えます。
火星:行動力・情熱・エネルギー
火星は、「行動力」「情熱」「エネルギー」を表します。
火星が示すものは、その人の行動力やエネルギーから自分の外側(社会や仕事など)に関するモチベーションの持ち方や、怒りの表現方法などにも影響を与えます。
そのため、目標を達成するための推進力として大きな役割を担うのですが、火星の位置(サインやハウス)によって、個人のエネルギーの使い方や、挑戦に対する態度が変化すると考えられています。
このように、パーソナル天体は、あなたの性格や行動パターンに直接影響を与える重要な要素です。
次の章では、「ソーシャル天体(ソーシャルプラネット・社会天体)」について詳しく解説していきます。
社会との関わりを示す「ソーシャル天体」の意味
パーソナル天体が「個人の性格や行動」に影響を与えるのに対し、ソーシャル天体は「社会的な立場」や「人生での成長」に関わる天体です。
ソーシャル天体(ソーシャルプラネット・社会天体)には「木星」と「土星」の2つがあり、成長や試練を通じて私たちが社会でどのように生きるかを示します。
それでは、ソーシャル天体の詳細を見ていきましょう。
木星:拡大・発展・幸運
木星は、「成長」「拡大」「幸運」を表します。
木星は、良くも悪くもすべてを拡大してしまう性質があります。そのため、木星が影響すると自分の意思に関係なく、少しの力で拡大や発展する可能性があります。
生まれ持った天体としての木星のサインやハウスを確認することも大切ですが、12年で1周するため、1年の流れをみるときにも確認する天体と言われています。
そのため木星が影響を与えているサインやハウスは、発展しやすい分野や、恵まれた要素を示します。
木星は「幸運の星」と呼ばれることもあり、その人の人生の強みや成長の方向性を教えてくれます。
土星:試練・責任・成長・努力
土星は「試練」「責任」「成長」「努力」を表します。
土星が位置する場所によって、人生で直面する課題や、乗り越えるべきテーマを示します。そのテーマに向かってコツコツと努力していく過程で、人として大きく成長やステップアップしていくことになるのです。
さらに、土星は責任感や試練的な意味合いを持つため、課題に向き合う中で、制約や限界を感じますが、逆に、土星の影響をうまく活用することで、自己の能力を高め、安定した基盤を築くことが可能になります。
土星の位置(サインやハウス)は、その人が「どこで努力すべきか」を教えてくれる大切な指標です。
ソーシャル天体が性格やキャリアに与える影響
木星と土星は、人生の成長プロセスに関わります。
木星が示す「恵まれた分野」を伸ばし、土星が示す「試練の分野」を克服することで、社会的に大きな成功や成長を手にすることができます。
ソーシャル天体を理解することで、仕事やキャリアの方向性を見極めることができます。
次の章では、時代の流れを司る「トランスサタニアン」について詳しく解説していきます。
時代の流れを司る「トランスサタニアン」の意味
トランスサタニアンとは、「土星の外側を公転する3つの天体」の総称で、天王星・海王星・冥王星を指します。
これらの天体は動きが遅いため、個人の性格よりも「世代全体の特徴」や「時代の流れ」に影響を与えます。
ただし、個人のホロスコープで強く影響を受ける場合は、その人の生き方や価値観に大きな変化をもたらすこともあります。
それでは、それぞれのトランスサタ二アンの影響を詳しく見ていきましょう。
天王星:変革・独創性・革命
天王星は「変革」「独創性」「革命」を象徴する天体です。
変化をもたらす天体である天王星は、これまでの常識や社会構造を大きく変化させるエネルギーを持っています。一つの星座(サイン)に約7〜8年間滞在し、その時代の価値観やライフスタイルを変化させる役割を持ちます。
個人レベルでは、その人の人生における変革のテーマや、どのように自由を求めているのかを示唆しています。さらに他者とは異なる独創性や独自性を求める傾向や視点を示し、ネイタルホロスコープにおいて天王星の影響が強い人は、一般的な常識にとらわれない自由な発想で柔軟な考え方において自分の道を歩むことができます。
また、天王星は「自由」を重んじる天体です。このエネルギーは、個人が自分自身を解放し、独立した自分を確立する手助けをします。
海王星:夢・幻想・スピリチュアリティ
海王星は「夢」「幻想」「スピリチュアリティ」を象徴する天体です。
世代天体であるため、海王星の位置によって、一つのサインに約14年間滞在し、アートや宗教、精神世界の流行に影響を与えます。
個人レベルでは、直感や創造力を司り、ネイタルホロスコープで強く海王星の影響を受けると、芸術的な才能や精神性の高さを持つことが多いです。また、海王星の影響を受けると、自分の理想や希望に焦点を当てる一方で、現実から目を背けてしまうこともあります。
そのため、海王星の特徴を理解しつつ、うまく活用することで、精神的な成長や創造性の発展につながるとされています。
また、個人のホロスコープで海王星が強い影響を持つと、ロマンチックな性格や夢見がちになりやすいでしょう。
冥王星:破壊と再生・深い変容
冥王星は「破壊と再生」「深い変容」を象徴する天体です。
一つのサインに約12〜30年滞在し、大きな社会変革をもたらします。
個人レベルでは、再生や復活、破壊と創造といったキーワードにおいて、極端な変化や運命的な出来事を引き寄せることがあり、ネイタルホロスコープにおいて、冥王星の強い影響を受けている人は「人生の中で大きな変革を経験する」傾向があります。
また、個人のネイタルホロスコープにおいて、冥王星がパーソナル天体である太陽や月に強い影響を与えると、カリスマ的な力を持つことがあり、人生を通じて大きな変化を経験する可能性が高いです。
そういった極端な変革の印象の強い冥王星ですが、破壊の後には必ず、復活や再生、創造といった新しい価値観を生み出していくため、大きな成長と深い受容がもたらされるのです。
トランスサタニアンは、個人のホロスコープだけでなく、世代ごとの特徴や時代の流れを読み解くためにも重要な天体です。
まとめ|占星術の天体を理解してホロスコープを深く読む
カテゴリ | 天体 | 主な意味 |
---|---|---|
ソーシャル天体 | 太陽・月・水星・金星・火星 | 性格や行動パターンに影響 |
パーソナル天体 | 木星・土星 | 社会的な成功や試練を示す |
トランスサタニアン | 天王星・海王星・冥王星 | 時代の流れや深い変容を司る |
占星術における天体は、私たちの性格や人生の方向性に影響を与える重要な要素です。
ソーシャル天体は日常の行動や考え方に、パーソナル天体は社会的なキャリアのステップアップや成長に、トランスサタニアンは時代の流れや深い変容に関わります。
ホロスコープを読む際は、天体の「サイン(星座)」「ハウス(宮)」「アスペクト(角度)」を組み合わせることで、より詳細な解釈が可能になります。
ぜひ、この記事を参考にしてホロスコープを深く読み解いてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。